災害から思う事

 

台風１８号が日本列島各地に大きな被害をもたした。　土砂崩れや家屋の全壊など・・・・・・　毎年台風のシーズンにこのような災害が。

 

きのうは朝から暴風雨。

 

日本には、ヒノキ、マツ、スギなどの木材となる樹木がたくさんある。

山に樹木がある事で日本の国土の美しさが守られ、木がしっかり根を張ることで山崩れや洪水などの災害から人里が守られる。

しかしながら日本の山の現状は荒廃を続けている。

日本は世界第３位の森林保有率の高い国でありながら木材の自給率はわずかに２７．８%。

日本は林業が衰退し山は荒れるばかり。

 

こんな話もあるそうです。　ある方が先代が持っていた山を相続税として物納しようとしたのですが、税務署の返事は「価値が無いし、手間がかかるから

それは困る」という返事だったそうです。

山は日本の国土です。それを公務員が「価値が無い」ではまずいでしょう。

大事な国土である森林を国家が見放して、民間に任せるそんな寂しい時代です。

これでは山の荒廃は進み、山崩れなどの災害はあとをたちません。

 

住宅を建てる際の木材の国産材と輸入材の割合をご存知ですか・・・・・

昔は、ほぼ１００%国産材を使用した。　今は国産材はわずかに２割。残り８割が外材です。

 

日本の山を元気にしなければ。　山を再生するには５０年かかると言われています。

私たち人間が心地いい空気の爽やかさを感じられるのは森林のおかげです。

山の現状を知ることが大事。　いい環境を未来の子供たちの為に取り戻す事が必要です。

 

「木の住まい支援協会」www.kinosumai.org/　　各地で「木のソムリエツアー」がおこなわれております。

山の現状を知る。木に触れてみる。　木材になる過程を知るなど住まいを建てようとしてる方は実際に山を歩いて体験する事が大事だと思います。

何でも「お金儲け」ではなく「人儲け」だとつくづく思う。　国も国家が支えているのではなく人が支えている。　何でも人が・・・・・

現状を知ってみんなで何かにあたることが大事。

人が協力しあい、助け合い、わかちあい、理念を共有しコツコツと。　それがいずれ大きな力に・・・・・・・それが未来の子供たちの為に。

 

今日からは秋の陽気に。　けさはとても涼しい。　秋晴れ。　台風が去り秋を連れてきた。

今日も頑張ります(^O^)／