筑波山のふもとの古民家の町並み。
昔の家は地震に弱いと言われますが、その根拠は何でしょうか。
昔の構法はそもそも現在の住宅とは地震に対する考え方が正反対でしたから、現代の耐震ということを考えると弱いという判断をされると思います。
古民家は伝統構法とよばれ現在の在来工法とはそもそも違うものです。
地震が起こった際にその力を逃がす考え方が伝統構法で免震構造。
現在の在来工法は耐震工法といって地震の激しい揺れに力で抵抗する。
木の特性は、外力を受けても、しなり、曲がり、力を逃す。
柔軟な性質を活かした伝統構法の方が自然な使い方ではないでしょうか。
現在の建築基準法の考え方は耐震が基本。
伝統構法の住宅をつくるのは難しいですが、高層ビルなどは免震構造で地震には有効だということが実証されています。
今年の6月に古民家に対する 「早稲田式動的耐震診断」というものが国で初めて認められました。
古民家をどうしようとお悩みの方はこの「早稲田式動的耐震診断」をうける事をお勧めいたします。
人間で言えばMRIを受けるようなもの。 古民家の状態が明確になります。
代々継承された古民家を簡単に壊そうなんて言わないで下さい。
まずは、古民家再生協会にご相談下さい(^O^)/