おはようございます。
井上幸一氏のメルマガを引用。
かつては商店街や駅前など街の至るところにあった書店。
20年前と比べて書店数は半減したそうで、1日1店以上のペースなくなり、このペースでいくと2050年代には現在から7割減の約3000店まで減るそうです。
今やアマゾンなどの電子商取引(EC)が約50%を占めていますし、この割合は伸びるでしょうからこれからの時代は本屋単体では生き残ることは難しく、集客力のある大型の商業施設内でなければ、書店の営業は難しくなると予測されています。
実は本屋ビジネスは右肩下がりか?というとそうでもありません。
コミニティー施設「図書館ビジネス」は右肩上がりです。
先日、熊本宇城市でもお伺いした「TSUTAYA図書館」
https://kominka-tourism.org/blog/association/5036.html
飲料物の持ち込みOKで音楽を小さく流して休館日を極力減らし、開館時間を夜間まで延長する。
高齢者・高校生・家族連れなどが「滞在」する場所になっています。
座り心地の良い椅子を用意し、また直感的に手に取りやすい形で本を並べています。
本を読むだけではなく、勉強や思索、さらにおしゃべりなど・・・・
思い思いの時間を過ごすことにの出来る場所を提供しています。
収入は本来の「本の売上」ではなく「住民へのコミュニティースペースの確保」を目的とした指定管理料利用者にとってできるだけ快適で、居心地のよい空間を目指しています。
本屋さん・図書館はこれまで「滞在」を軽視してきました。
TSUTAYAこれを逆手にとって新しい市場を構築しています。
「TSUTAYA図書館」は、今までの本屋・図書館の在り方に反旗を翻しました。
スターバックスでコーヒーを買う金銭的余裕がある人が、図書館のむしろターゲットになってる「TSUTAYA図書館」
既存の図書館の使命を転倒していると言われて批判も多くありますが成長しているのは現実です。
「販売」「貸出」から「滞在」へと本というサービスの重心を代えています。
そう言えば90年代以降のブックオフを代表とする巨大古書店の台頭から本を買うというビジネスは変わりつつあったのだと思います。
人口が減少し、ビジネスモデルは変化・進化しています。
他の業界でもそれはあるはず・・・・
それでは今日も心に太陽を持って、素敵な一日をお過ごしください(^_-)