おはようございます。

 

 

井上幸一氏のメルマガを引用。

「お膳立てされた時代」

人類は常に「新しい市場」を創ってきました。

「火」手に入れ、「産業革命」があり、今は「インターネット」を手に入れて「AI化」に向かっています。

成功と失敗を繰り返して成長してきています。

 

大工さん不足が深刻です。

このままいくと10年後には大工のいない自治体が出てくるというのです。

 

大工さんの数は1980年の約94万人から減少を続け、2020年には最盛期の約3分の1にまで減少。

そして急速に高齢化が進んでいます。

住宅着工数が減って工務店は適正な利益を確保することが難しくなり、大工の賃金が下がっていくという流れが続いています。

 

建築大工技能者等検討会の調査では、雇用されている社員大工の全体の53%が日給月払制で、雨で休みの日が増えると給料が減るという状況です。

建設業技能労働者男性平均(465.1万円)は、全産業平均給与(487.3万円)を下回っています。

普通大工さんの給与はさらに安くて377.7万円。

週休1日制が45%を占めるなど休日も少なく、福利厚生などを整備したくても難しい状況なのです。

左官さんなども同じ状況だと言います。

 

その結果、建設業では7人の求人に対して1人しか採用できておらず、しかもそのうちの4割が3年以内に辞めるという結果になっています。

若手が参入しない業界になってしまっているのです。

 

反面、第一生命の「大人になったらなりたいもの」の小学生男子の10位は大工です。

ものづくりという仕事自体に魅力を感じている子どもたちは多いのです。

 

そこで出てきたのが「半人前大工育成講座」

日本では一人前に価値があるとされ、特に職人はつらい修行に耐える。。。

そんな意識が根強くありますが、この講座が目指すのは作ることを楽しみながら、副業や兼業で家を直せる「半人前の大工」

ハードルを下げて大工作業に親しむ=DIY

そこから「大工・職人さんを増やしていこう」としています。

「常識でない取り組み」が日本の未来を創るのかもしれません。

 

それでは今日も心に太陽を持って、素敵な一日をお過ごしください(^_-)