おはようございます。
先日、ライオンズクラブの講師例会において「古河歴史博物館」の館長をされた立石尚之氏を講師にお招きし「地域のおもしろ民俗学」についてお話をしていただきました。
「民俗学」っていうと地域における伝統的な風習や文化や言い伝えのような。
地域において知らないことがたくさんあるし、昔はこういう風習や文化や言い伝えがあったんだって、とても興味深く、勉強になりました。
私が住む茨城県古河市には文化庁で認めてる「無形民俗文化財」があります。
それは「北関東のササガミ習俗」
これは古河の無形の文化財。
無形民俗文化財には、京都の「祇園祭」のように形を変えながらどんどん派手になっていくものもあれば、古河の「ササガミ習俗」のように、今ではその風習もほぼ残ってなく、そういう風習があったことすらわからなくなりつつあるものも・・・・・・
今でも古河市には、地域ならではの民俗も伝えられているものもあります。
それは毎年4月21日に「大師様」と言われ「桜島岡新四国霊場」というものです。
これは「四国八十八か所巡り」のようなもの。
四国八十八か所はお寺など寺院をめぐるものですが、古河市に残ってるのは、個人の家をまわるもので、4月21日になると赤い旗を立てて大師様にお供えをした家をまわりお参りします。
こういう個人の家をまわる風習が残るのは全国でもたぶん古河だけで、それも古河市のほんの限られた地域だけ。
私たちの身のまわりの生活文化である「民俗」を知ることはとてもおもしろい。
こういう無形民俗文化財も「地域の資産」「地域の資源」としてとらえることも大事なのではと考えています。
それでは今日も心に太陽を持って、素敵な一日をお過ごしください(^_-)