おはようございます。

 

 

今日は古民家の豆知識を!

茨城県古河市の「kominka翠(旧山川邸)」の門は敷地の辰巳の方向に配され、門の妻側の破風の下に付いてる彫刻の装飾は「懸魚(げぎょ)」と言います。

懸魚は通常は木造寺院など火災から守るために水に縁のある魚の飾りをしたものです。

 

本来、懸魚は寺社や城などに用いられていましたが、江戸時代に入ると、武家屋敷や庄屋などにも特別に付けることが許されるようになりました。

明治に入ると小学校の校舎にも見ることができます。

「kominka翠(旧山川邸)」は中世の豪族の山川家のお屋敷ですので懸魚が付けられていることも納得です。

 

旧山川邸の懸魚は魚の形ではなく、魚の形の代わりにハート形が二つあります。

これは猪目(いのめ)と言って魔除けの意味。

旧山川邸の建築は細かな部分にも繊細さがみられます。

 

それでは今日も心に太陽を持って、素敵な一日をお過ごしください(^_-)