みなさんおはようございます。
空が澄んで筑波山も綺麗に見えるようになってきました。
国土交通省の推奨する10月住生活月間も終わり、今日から11月に。
今年も早いもので残り2か月に。
井上幸一氏のメルマガを引用。
住教育は空き家課題解決の大きなポイントで「教育が未来を担う」のだと思います。
日本の教育の歴史、古代日本では聖徳太子の「一乗思想」
すべての人に等しく教育を説き、理想の実現と人間平等の考え方でした。
最初の教育の制度は、大宝律令(701年)で明経道(経書)、算道(算術)、音道(中国語の発音)、書道(書き方)の四学科、その後明法道(法律)が加わっています。
菅原清公(菅原道真の祖父)が設立た文章院(私立学校のようなもの)が生まれています。
鎌倉時代には北条実時が金沢文庫を設置し、室町時代には上杉憲実が足利学校をスタートさせていますが、西洋人の目からみたら当時の代表的な学校は「高野山」「比叡山」などだったそうです。
江戸時代になると政治のあり方や自己の生き方についての指針を求める「儒学」が生まれます。
儒学の影響により、現実的で合理的な思考が発達し、「湯島聖堂」は幕府直轄の学問所として開講されています。
湯島聖堂では毎月の定日に経書の講義や会読、小試・大試などの試験もおこなわれ
これは以降の藩校のモデルとなり「明徳館」「弘道館」「洗心堂」「閑谷学校」「松下村塾」「明倫館」「鳴滝塾」など全国各地に生まれています。
開国後「蘭学」が盛んになり、歴史の教会書で習った青木昆陽・前野良沢・杉田玄白、大槻玄沢などはでてきます。
明治時代になると福澤諭吉の『学問のすゝめ』が生まれ、私塾や郷学校の開設など民間からの教育運動が進められました。
1872年(明治5年)には学制が公布され、小学校から大学校に至る教育制度の確立が行われ、義務教育が法文化されています。
ここで初めて女子教育がスタートしています。
北里柴三郎、志賀潔、野口英世、長岡半太郎、牧野富太郎らが活躍しました。
大正時代になると自由主義教育が推進され、子供の興味や関心を中心にした教育実践が進みました。
武者小路実篤、志賀直哉、有島武郎、菊池寛、芥川龍之介、谷崎潤一郎などの
文豪が生まれています。
この頃から欧米の教育が深く日本に入りはしめてカント派やヘーゲルの哲学やマルクス主義が広まり、日本は戦争に加担していくことになりました。
植民地では同化政策の一環として、朝鮮では日本語教育や創氏改名、沖縄では方言札などが行われています。
戦争末期には学徒出陣で学生を戦争へ送り出すことになり、神風特別攻撃隊に入隊する学生も多くいました。
教育とは時代を作るものですね。
それでは今日も心に太陽を持って、素敵な一日をお過ごしください(^_-)-