みなさんおはようございます。

 

 

井上幸一氏のメルマガを引用。

コンパクトシティとは内閣府のホームページでは「機能の集約と人口の集積により、まちの暮らしやすさの向上、中心部の商業などの再活性化や、道路などの公共施設の整備費用や各種の自治体の行政サービス費用の節約を図ることを目的としている」

と記載されています。

つまり、市街地を一箇所にまとめて生活の質の向上を狙いつつ、インフラ整備などにかかる費用を最小限に抑えようとする都市政策の1つです。

 

メリットは

・インフラ整備などにかかる費用を節約できる

・生活用品の購入や病院への通院が困難な高齢者を減らすことができる

・災害時の被害を最小に抑えることができる

しかしこのメリットはデジタル化の時代と共に解消されていて、今では「昔のよき日本(文化・歴史)が失われていく=デメリット」の方が大きいと思います。

特に地方ではそれが顕著に現れます。

地方のよさがどんどんなくなり、(唯一のと言ってもいい)日本の原風景の魅力が失われていくのです。

 

コンパクトシティの成功例としては「富山市」があります。

コンパクトシティを目指すために、富山ライトレール(LRT)を活用した街づくりをおこなっています。

https://tetsukidou-toyama.com/list/t-lr/

街を走るLRTによって、自動車への依存を減らし、自動車を使えない高齢者などにやさしく交通渋滞を軽減させています。

総合的な「住みやすい街づくり」に力を入れています。

 

また失敗例としては「青森市」が有名です、青森市はコンパクトシティ政策の取り組みとして2001年に「アウガ」という再開発ビルを開業しました。

https://toshoken.com/news/5566

アウガは商業施設や図書館などが集まった施設だったのですが、初年度から赤字を記録し、最終的には経営破綻となってしまいました。

 

どんなまちづくりでも言えることですが「いかに住民にとって住みやすい街づくりをおこなうか」がポイントになります。

単純に人を集めるための施設をつくるだけでは住みたいと思ってもらうことはできません。

ハードと共にソフトこそが「空き家・遊休施設の活用のポイント」です。

 

それでは今日も心に太陽を持って、素敵な一日をお過ごし下さい(*^^*)