みなさんおはようございます(^O^)/ けさも松山は快晴。
きのうは詩人 坂村真民の記念館に。
坂村真民と言うと良く聞くのは「念づれば花開く」いう詩。 きのう坂村真民の詩で心に響いた詩が。
「あとから来るものの為に」
山を、川を、海を綺麗にしていく。
あとからあとから続いてくる。 あの可愛いものたちの為に、未来を受け継ぐものたちの為に。
心に自然に入り込んできた詩。 多くの詩が展示してある記念館で心が洗われたような。
正岡子規、夏目漱石、坂村真民など松山にゆかりのある文化人は多い。
その後、砥部焼(とべやき)の博物館に。
現実に見る色は鮮やかなもの。
当時の登り窯の絵。
それから古民家のダイナミックな燻された梁をつかった住宅を見学。
昼食後、「三津の渡し」に。 磯の香りがする田舎らしい港町。
大正時代につくられた石造りの船のドックに。
本来、アメリカと日本の住まい方はもともとは全然、違う考え方だった。 日本は敗戦によりアメリカのツーバイフォー工法の住宅に。
現代の家は、1階はリビング、2階は子供部屋。 これもアメリカ式。
昔の日本は一家団欒の場所があり、寝る時も家族で川の字に寝て。
アメリカは毎週日曜日に教会にお祈りやザンゲに。
日本は家がそういう教育の場で、一家団欒の場所で子供をしっかりと教育していた。
現代の日本は住まいにかかわらず、すべてが個人主義に。
アメリカは教会のもとにみんな集まってきちんとした精神を育てる。
今の日本には旗のもとに集まるという感覚が薄れている。 すべてに個人主義、無関心に。 これも教育から・・・・・・・
日本の住まいに対する考えも、住まいの教育も薄れアメリカ式に。
古民家のような家は、暗いから嫌だって言うことをよく聞きます。 暗い部屋で勉強すると、目が悪くなるとか・・・・・・
暗いのは日本の古民家だけではない。 ヨーロッパの家なんかみんな暗い。
今の日本の家だけが灯りがコウコウとしている。 照明なんか逆に目に悪いのに。 LED? これもどうかな・・・・・
教育って恐ろしい。 世代が変われば、それでいいって当たり前になってしまう。
ものに対してもすべて使い捨ての時代に。 今は100円ショップなどがあちこちに。 こんな時代でいいのか・・・・・
何もかもが使い捨ては良くない。 これでは地域活性化どころか衰退する一方に決まってる。
ヨーロッパの賃貸の家やアパート、マンションは新しいほうが賃貸料が安い。
アンティークなほうが価格が高い。 日本とは真逆。
ヨーロッパは文化的な価値が理解され、ものを大切にし、長く受け継がれていく。
伊勢神宮は20年に一度、お社を建て替える。 それが伝統を引き継ぎ、職人の技術を継承し、地域活性化に繋がる。
今、「地方創生」を打ち出し古民家を残そうと、そして古民家を生かしていこうと。 それが地域を生き返らせる。
いいものを残し、いいものを繋いでいく。 それが、あとから来るものの為に、あの可愛いものたちの為に。
日曜日から4泊5日で過ごした松山。 新たな学びがあり、また新たな出逢いも。
出逢いは、遅からず、早からず・・・・・ そんな出逢いがいい。 出逢いに偶然はない。 出逢いは必然のもの。
今日は天気の心配もなく松山から地元に帰ります。 松山の皆さんお世話になり本当にありがとうございました。
それでは今日も心に太陽を持って、信じる明日に向かって、素敵な一日をお過ごし下さい(^O^)/