みなさんおはようございます(^O^)/  今日は連休最終日。  明日から通常営業ですね。

 

今日は土壁の話を少し。

木舞に土を塗ると土壁になります。 土を塗る時は一、二年かけて重ね塗りをしていきます。

昔は建物の建設に何年もかけたわけです。 最初に土を塗ったら乾くまで待って、何年もかけて重ね塗りをしたわけです。

そうして出来た土壁は、湿気の高い水分を吸収し、建物の湿度を調節する役目を果たし、地震のときには粘りをもって強度を発揮します。

 

それに比べ、現代の建築は何でも効率の時代ですから、土を何年も寝かせ、何年もかけて壁塗りをするなんて手間を掛ける仕事はしなくなった。

本当に建物の事を考えるなら土壁は見直される技術だと思う。

 

昔の大工は筋違より貫のほうが効果がある事を知っていた。

筋違を全然使ってないという事はありませんが、現代のような使い方はしていない。

 

現代の建築基準法では筋交いを使わなければ許可はおりません。    貫よりも筋違に頼る構造になっている。  これも技術の退化と言えるでしょう。

昔の大工の知恵を忘れて、筋違でがんじがらめの建物にしてるわけです。 そんなことで自然の力に勝てるわけないのに・・・・・・

 

古民家のように自然と上手く付き合う考え方がいいんです。  それが真の知恵というもの。

地震が来ようが、台風が来ようが微動だにしない建物を造ろうなんて考えは良くないと思う。

地震が来たら上手に揺れ、台風が来たら揺れる。それでいいんです。 揺れるから倒れないんです。

 

人間と同じですよ。 几帳面で真面目な人ほどストレスに弱い。 ストレスがあれば取り乱したり、泣いたり怒ったりするくらいが丁度いい。

建物もそれと同じですよ。

 

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「日本の夏  古民家の夏」

 

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古い町並みには浴衣姿が似合いますね。

 

 

「第3回 古民家フォト甲子園」     www.kominkaphoto.com/    

 

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中高生のみなさん、8月31日まで。  地域に残された伝統や文化をカメラのおさめて投稿して下さいね(^O^)   スマホで簡単に出来ます。

 

 

東海道五十三次を描いた歌川広重の「白雨」

 

No.047[1]

 

夏の夕立を描いた広重の傑作。  昔は、今のような激しい雨なんてなかったんでしょうね。  情緒を感じらる時代っていいなぁ・・・・・・

 

今日はライオンズクラブの公式訪問例会に。

それでは今日も心に太陽を持って、素敵な一日をお過ごし下さい(^O^)/