みなさんおはようございます(^O^)/ 今日も冷え込みそうです。 夜は熱燗でも飲まなきゃ。
今日は、日がいいんです。 なので午後4時から恒例の安全祈願祭を。 その後、新年会を開催します。
新年会には地元のバンドが。 どんな演奏をしてくれるか楽しみ♫
日本の伝統や文化、日本家屋の事など、漠然とはわかっていても意外に知らない事も多いのでは・・・・・・
古民家から学ぶ事は多い。 古民家には先人の知恵や技術がたくさんある。
古民家を考える時に環境の事をまず想います。
日本は、世界でも有数の水の綺麗な国。 その水を支えるのは森林です。
日本は世界でも有数の森林保有率の高い島国。 森林保有率世界第3位。 国土の約68%が森林を占めています。
この日本の大切な森林が今は荒れています。
戦後の自由化により木材も国産材より外材を。 国産材はわずかに30%あまり。 あとは全て外材。
そうなったことで、日本の林業は衰退を余儀なくされました。
雨が降って、山の養分が川に流れ、川の生き物が潤い、海に。 これが自然の道理。
しかし、この山が今は、間伐もされなくなり、木もしっかりと根っこを張らず、土壌は弱くなり、土砂崩れなどの災害はあとを絶ちません。
自然形態も大きく変わってしまいました。
木は光合成により多くの炭素を蓄えます。
その木を燃やしたり産業廃棄物として処分すると大気中に多くの二酸化炭素を排出し、環境に悪影響を及ぼします。
2020年の東京オリンピックまでに国のプロジェクトで中古住宅産業の流通を今の4兆円規模から8兆円に。
戦後からの建てては壊し、壊しては建ての、スクラップ&ビルドの時代は終わりました。
これからはもともと日本人が持っている「いいものを長く大切に使う時代」に。 循環型社会に。
捨てる時代から活かす時代に。
万が一、解体を余儀なくされた古民家でも、古民家に使われているダイナミックな柱や梁を再利用すれば環境にいいことはもちろん、癒しの空間が生まれ
むしろ超モダンに蘇る事が出来る。
古民家の良さを知らない人は、古民家は汚い、寒い、使い勝手が悪い、直すと高くつくよ、など様々な話を聞きます。
でもそんなことはないんですよ。
例えば地震の考え方、一つにしても先人の知恵と技術には素晴らしいものがあるんです。
現代の建物は、耐震の考え方なんです。 建物をがんじがらめにして、いわば戦車みたいにして、地震の外力と真っ向勝負する考え方。
古民家は、免震的な考えで、地震の外力に対して、地震の揺れと上手く付き合って揺らしてもたす考え。
今の木造建築は、筋違やボルトなど金物をたくさん使って、がんじがらめに。 こうしないと今の建築基準法の検査が通らないからどうにも出来ません。
しかし木と金物の相性は最悪です。 いずれ腐ります。
日本の住宅寿命は世界でもまれにみる短さ。わずかに30年。
これは構造がどうのこうのと言うよりもきっと30年経つと固定資産税がゼロになってしまうからだと思います。
坪50万で建てた家と、坪80万で建てた家が30年経ったら価値が同じっておかしいですよね。
古民家に多くの職人が携われば、技術の継承にもなる。 地域の伝統や文化も継承できる。それが地域活性化に繋がる。
東京オリンピックまでのこれからの6年間が日本にとって日本の文化を取り戻すチャンス。
すべては文化からだと思う。 未来の子供たちの為に。
それでは今日も素敵な一日をお過ごしください(^O^)/