大工の世界ではサシガネ、墨ツボ、チョウナを「三種の神器」として大事にします。
今ではチョウナは使われなくなりましたが、クワみたいな形をした道具で木の表面を削ったりするときに使う。
昔は大工の家ではお正月には床の間に「三種の神器」を飾ったそうです。
飾り方にも作法があってただ並べるわけではない。
サシガネ、墨ツボ、チョウナの三種の神器に墨刺しを組み合わせて「水」という字になるように飾る。
大工にとって水平は大事だからです。
現代の道具のほうがいいでしょう。しかし昔の大工は立派な仕事を残した。
道具がどうのこうのと言う事よりも「事」を大事にしたい。
心を伝える事が大事です。