現代の建物では筋交いを使うことを重視します。
筋交いを入れれば、外からの大きな力がかかった時、つっかいい棒のような役目を果たしてくれる。
しかしその端が、釘やボルトでしっかり締められてるので多少はたわんだりはするでしょうが、ある程度以上の力がかかると、力を逃がせなくなる。
こういう考え方で建物をつくっていたら戦車のような建物が一番いいということにもなりかねませんが、そんな馬鹿な話はないでしょう。
だったら昔の建物は残っているはずがない。
昔の知恵を忘れ、筋交いなどでがんじがらめにしている。
自然の力に勝てるなんて考えるのは思い上がり。自然の力とうまく付き合う事を考えた方がいい。
それが真の知恵というものではないでしょうか。
地震が来ようが台風が来ようが微動だにしない建物をつくろうなどと考えてはいけないと思います。
地震が来たら揺れ、台風が来たら揺れる。
それでいい。揺れるからこそ倒れないんです。
人間と同じで、真面目な几帳面な人ほどストレスに弱い。
ストレスがあったら泣いたり怒ったりするぐらいのほうがいい。
建物も同じだと思います(^O^)