みなさんおはようございます。

 

 

井上幸一氏のメルマガを引用。

やりたいことはいろいろ出てくるけれど、自分が何をしたいのかいまいちはっきりしない・・・・

やりたいことをどんどんやっていけばいいかもしれませんが、時間やお金は有限ですから、現実はそうはいきません。

人生の最後で「しまった……」と後悔を残してはいけない。

 

伝統芸能・幸若舞の『敦盛』

「人間五十年 化天の内をくらぶれば 夢幻のごとくなり」

 

尾張半国の小さな大名だった織田信長は、桶狭間の戦いの出陣前に舞ったことで有名です。

そして、今川義元を打ち破り、破竹の勢いで天下統一に向かっていきます。

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化天という世界は、一日が人間界の800年にあたり、8000年の寿命があると言われます。

つまり化天の寿命は人間の世界でいうと約23億年ということになります。

日本の平均寿命は83歳で世界でも有数の長寿国ですが、平均寿命がどれだけ延びたといっても、化天の長さに比べたら、吹けば飛ぶ夢幻のような儚いものでしかありません。

人生とは儚いもの。

金を儲けた、財を築いたといっても何事のことがあろう。

すべては夢幻。後悔なきよう全力を尽くそう・・・・

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そんな意味だと思います。

 

信長はこの舞を舞いながら、人間の命の儚さ、人生の儚さをしみじみかみしめていたと思います。

「儚い人生、無駄に生きている時間はない!」

という思いが人並み外れた行動力を生み、天下統一を成し遂げたのだと思います。

 

人生は有限・・・だからこそ大切なこと。

「時間の有限性に気づくと、生き方が賢明になる」(カール・ベッカー)

 

幸若舞の『敦盛』はこう続きます。

「一度生をうけ、滅せぬもののあるべきか」

 

それでは今日も心に太陽を持って、素敵な一日をお過ごしください(^_-)-