みなさんおはようございます。
きのう東京では桜の開花宣言。
いよいよ春になりますね。
ヨーロッパは石の文化、中国は土の文化、そして日本は木の文化。
外国のようにペンキを塗って木の肌を隠してしまうのも文化なら、木をそのまま見せるのも文化。
日本の木の文化はそのまま見せるのが文化。
木は木肌が美しく独特の香りがあります。
木の特徴を生かした建築は素晴らしいです。
現代は木の良さを生かしていません。
「木の文化」からはずれてしまっています。
無駄を省くことばかりを考え、無駄を生かす事をもう一度考えるべきです。
木というものは生まれ育ったところによってそれぞれ違います。
平らなところで育った木、斜めの土地で育った木、風の強いところ育った木、弱いところで育った木、それぞれ特徴があります。
真っすぐな木もあれば曲がった木もあります。
それが木の自然の姿です。
曲がった木を無理に真っすぐに使おうとすれば長い間には木は狂います。
それぞれの木の強さ、弱さ、木の違いを生かす事が大事なんです。
「木の文化」をこれ以上衰退させない為にも大工が本気になって取り組める場所をつくってあげる必要があります。
いいものを継承し、それを再生し活用すること出来るように。
それが日本の文化の継承に繋がるんだと思います。
それでは今日も心に太陽を持って、素敵な一日をお過ごし下さい(*^^*)